1/10ベトナム人の同僚たちと談笑しながら職場の工場内を歩くトゥエンさん(左から2人目)=2025年11月、群馬県藤岡市洗濯機の洗浄作業を行うトゥエンさんバイクにまたがるトゥエンさんベトナムにいる娘の誕生日パーティーの動画を見せるトゥエンさん(左)トゥエンさんが暮らすアパートの一室晩ご飯のために水につけて解凍中のアヒル洗濯機の洗浄作業を行うトゥエンさん(手前)取材に応じる群馬ベトナム人協会のブイ・バン・フィ会長=11月10日、群馬県藤岡市ベトナム人労働者と話す社員の小池元輝さん(写真:47NEWS) 【写真】「外国人はもう日本を選ばなくなる」経営者たちが抱く深刻な懸念 ベトナム人実習生なしでは「成り立たない街」で見えたこと 洗濯機のねじが手際よく外され、パーツに分解されていく。取り出された洗濯槽にはびっしりと黒い汚れやカビが付いていた。洗剤をつけてブラシでゴシゴシこすると、新品かと見間違うほどになった。 「ほら、きれいになったでしょ」。日本語で得意そうに言って笑ったのは、ベトナム人のチャン・クオック・トゥエンさん(36)。「特定技能1号」の在留資格で、2年前から群馬県藤岡市の家電リサイクル工場で働く。 出入国在留管理庁によると2024年末、日本に住む外国人は376万人超。街を歩くとすれ違う外国人はどこに住み、何を食べ、どんな思いで生活しているか、私たちは意外と知らない。トゥエンさんの1日に密着してみると、私たちの知らない意外な現実が見えてきた。(共同通信=赤坂知美) ▽妻子を残し単身で日本へ トゥエンさんはベトナム北部出身。2016年から技能実習生として静岡県のプラスチック製品の製造工場に勤め、3年後に帰国。2023年、妻と娘を残して再来日した。 トゥエンさんが住むのは、工場を運営する「シー・アイ・シー」が用意した社宅だ。工場から約2キロ離れた3階建てアパートの一室で、光熱費と通信料込みの約2万円が月給から引かれる。ワンルームに1人で暮らし、1週間に6日、シフトに入っている。ある日の勤務日はこんな感じだった。 午前7時半 起床。原付バイクで家を出る。日本でベトナム語の試験を受けて、母国で取得した免許証を切り替えた。工場に向かう途中、コンビニで朝食を購入。ラーメンや肉まんを買うことが多い。 川沿いにある工場には、東日本各地からトラックで運ばれてきた何百台もの洗濯機や冷蔵庫、テレビなどの家電製品が整然と並ぶ。全従業員200人のうち、外国人は全てベトナム人で、男性8人、女性7人の計15人だ。 午前8時半 点呼後、作業開始。洗濯機や冷蔵庫の洗浄を担当する。 「一番大変なのは、ねじ」。洗濯機1台で20種類以上のねじがある。分解したパーツを元通りに取り付ける際、機種ごとにねじの位置も異なる。トゥエンさんは「覚えれば簡単、簡単」と笑った。 午前10時 15分間の休憩。ベトナムにいる妻に電話したが応答がなく、少し残念そう。日本人の社員に、1週間前に妻から送られてきた娘の誕生日パーティーの動画を見せていた。
ベトナム人熟練工はなぜ日本に?「親切だから」…実は韓国、台湾の方が人気 魅力薄れる要因は円安と人権侵害の噂、定着のカギは高速WiFi【多文化共生企画】
AI 記者
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