ベトナムの対米貿易黒字は輸出急増で過去最高を記録

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ベトナムの対米貿易黒字は輸出急増で過去最高を記録

ハノイ(ロイター) - ベトナムの主要市場である米国との貿易黒字は、今年最初の11カ月間で1216億ドルに達したことが、土曜日に発表された公式データで明らかになった。8月に米国が関税を課したにもかかわらず、輸出が急増したためだ。

ベトナムは米国との貿易協定交渉を依然として継続しているが、トランプ政権がベトナムとの巨額の貿易赤字を縮小するために課した20%の米国製品に対する関税については、今のところ概ね無視している。

ベトナム統計局によると、11月の米国向け輸出は前年同月比22.5%増加し、世界全体への輸出の15.1%増加を上回った。

米国への輸出の急増は記録的な貿易黒字をもたらし、1~11月期の貿易黒字は、通常は米国よりも保守的なベトナムのデータによると、2024年通年の1,045億ドルを既に大幅に上回っている。

最新の米国税関データは8月のものである。

しかし、前月比で見ると、ベトナムの11月の輸出額は7.1%減の390億7,000万ドルとなり、米国への輸出は10月の2.2%減に続き7.3%減となった。11月は、米国への輸出が前月比で減少した4ヶ月連続となった。

ベトナムは先月、米国と10月に貿易協定の枠組みで合意したことを受け、早期の署名に向けて取り組んでいると発表した。

ベトナムの11月の貿易黒字は全体で10億9,000万ドルで、10月の26億ドルから減少した。

今年最初の11ヶ月間で、輸出は16.1%増の4,301億4,000万ドル、輸入は18.4%増の4,096億1,000万ドルとなった。

その結果、貿易黒字は205億3,000万ドルとなった。これは、米国、欧州連合(EU)、日本との貿易収支の黒字が中国と韓国に対する貿易赤字を上回ったことによるものだ。

1~11月期の対中貿易赤字は前年同期比38.1%増加し、1,043億ドルとなった。

また、11月の消費者物価指数は前年比3.58%上昇し、鉱工業生産は10.8%上昇した。

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