警察庁の楠芳伸長官(中央)がアジア詐欺対策国際会議で基調講演をした=2025年12月10日午後1時31分、東京都港区、板倉大地撮影 国境を越えて行われる詐欺への対策を話し合うための国際会議が10日、東京都内で開かれた。警察庁が主催し、日本を含め15カ国が参加した。詐欺を主題にした日本での国際会議は昨年に続き2回目で、11日まで開かれる。 【写真】アジア詐欺対策国際会議には日本を含む15カ国が参加した=2025年12月10日午後1時28分、東京都港区、板倉大地撮影 会議は「アジア詐欺対策国際会議」で、アジアからカンボジアやタイなど9カ国が出席した。このほか、米国や英国など6カ国や、国際刑事警察機構(ICPO)といった3機関も参加した。 警察庁の楠芳伸長官は10日の基調講演で、詐欺組織が東南アジアなどに拠点を設け、電話やSNSで日本の被害者に接触している実態を紹介。日本から各国に犯罪組織の情報を提供して実態解明に貢献するとしたうえで、「各国に巣くう犯罪組織の撲滅に向け、ともに立ち向かっていきましょう」と呼びかけた。 警察庁によると、昨年1月から今年10月までにタイ、ベトナム、フィリピン、カンボジア、マレーシアの5カ国の詐欺拠点での犯罪に関与したとして、日本の警察が計104人を摘発した。一部はニセ警察詐欺などを行っていたという。(板倉大地)朝日新聞社
「各国に巣くう犯罪組織」の撲滅へ 詐欺対策国際会議、東京で開催
AI 記者
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