「ウルトラライトダウン」を支えるサプライチェーンについて解説します(写真:ponta2012/PIXTA)安くてあったか! これからの季節には手放せない人も多いユニクロの「ウルトラライトダウン」ですが、その低価格と高品質を実現するために構築されている複雑なサプライチェーンについては、意外と知られていません。 そこで本稿では、ヤマトタケルマネジメント代表・樫山峰久氏の著書『この1冊ですべてわかる グローバル物流の基本』から一部を抜粋・編集する形で、ウルトラライトダウンがつくられ、私たちの手元に届くまでの、知られざる「長い道のり」について解説します。 【図表】ウルトラライトダウンがつくられてから届くまで■一見似ている「ロジスティクス・物流・SCM」の違い ロジスティクスとは ロジスティクスの語源は戦争用語の「兵站」であり、軍が必要とする武器や食料を、必要なときに必要な場所へ届ける仕組みを指しています。 この考え方は企業の活動においても通じ、「必要なときに、必要なものを、必要な場所に運ぶこと」がロジスティクスの本質です。 物流とは 物流はロジスティクスの一部を担う活動であり、モノを物理的に動かす過程に焦点を当てています。 具体的には、梱包して単位化する、輸送する、受領する、保管する、管理する、ピッキングして梱包する、出荷する、といった一連の流れに加え、返品や副資材の廃棄、再利用まで含まれます。 物流はロジスティクスを構成する要素群といえますが、これら一連の活動が国境をまたいでグローバルに展開するのがグローバル物流です。 一国内で閉じる物流と、世界中の個別の国々で異なる法律、慣習、インフラ、人的資源において行われる物流を管理するところに、グローバル物流の要諦があります。 サプライチェーンマネジメント(SCM)とは サプライチェーンマネジメント(SCM)は、簡単にいうと「モノをつくってから売るまでの商品とそれに付随する情報の流れ」で、筆者はロジスティクスと本質的に同義と考えています。 ただし、戦争における兵站と企業活動では違いがあります。兵站は自軍の活動を支えることが目的であり、需要は基本的に内部の意思決定から生じます。 一方、企業のSCMでは起点は「消費者」の需要であり、自社がコントロールできない領域から始まります。そのため需要予測が出発点となり、供給活動全体を左右します。したがって、SCMの目的は消費者需要に対応しつつ利益を最大化することです。
丸わかり! ユニクロ「ウルトラライトダウン」が消費者の手元に届くまでの“複雑なサプライチェーン”
AI 記者
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