12月11日、ベトナム国会は、精製レアアース(希土類)輸出を制限し、鉱石輸出禁止を改めて規定した改正法を承認した。写真は、ベトナム・ホーチミン市のコンテナ港前で魚を捕る男性。2018年7月撮影(2025年 ロイター/Kham)[ハノイ 11日 ロイター] - ベトナム国会は11日、精製レアアース(希土類)輸出を制限し、鉱石輸出禁止を改めて規定した改正法を承認した。豊富な埋蔵資源の開発に苦戦している国内産業を支援する措置という。 米地質調査所(USGS)によると、ベトナムのレアアース埋蔵量は世界最大級だが、当局は今年に入り国内の推定埋蔵量を2200万トンから350万トンに大幅下方修正した。 改正された鉱物資源法では「レアアースの高度処理は、国内バリューチェーンの改善と自立性確保のための近代的な産業エコシステム構築と連携すべき」と規定され、精製レアアース輸出を間接的に制限している。 世界最大の供給国である中国は4月、米国との貿易戦争が激化する中で輸出規制を導入。西側諸国は代替品の供給先探しを急いでいる。 ベトナムは少なくとも2021年からレアアース鉱石輸出を禁止しているが、現時点では事実上精錬能力がなく、規制が直ちに影響することはないとみられている。 また、新法は鉱石の輸出禁止を改めて盛り込み、「探査、採掘、加工活動は厳格に管理されなければならない」と強調している。
ベトナム、精製レアアース輸出を規制 国内産業支援で法改正
AI 記者
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